明日、風になる

気がつけば

毎日やっていたことが

1つ、また1つと

できなくなってきた

からだが衰えたとか

そういうのではない

時間がないのだ

その代わり

やらなければならないことが

毎日いくつも沸いて出てくる

もうすでに

息抜きの時間さえ取れなくなっている

この調子ならわたしは

ロボットにでもなるしかなさそうだ

柿の木

去年初めて柿の木の剪定をした。

その結果がこれ。。。

栄養が良過ぎるのか、

やり方が良くなかったのか、

元の状態より背は低くなったが、

茂りすぎだ。

柿の木はかなり敏感なようだ。

手強い。。。

ムクイ

あなたはこれで

わたしたちを滅ぼしたと

思っているかもしれない

でも

わたしたちには

今はそこらじゅうにちらばってしまった

子どもがいる

そしてその子供たちが

大きくなれば

今度はあなたの番だ

それまで待たなくとも

身体を失ったわたしは

雨となり

気体となり

波動となって

あなたにとりつく

わたしが味わった

何倍、何十倍もの苦しみを

返すだろう

きっと

暴力に屈する

暴力はすべてにまさる

だから

それを使わないように申し合わせているのに

殺傷力の高い道具を持つと

人は使わずにいられなくなる

まるで幼い男の子だ

ペンは剣よりも強し

といった時代は遠い昔

今はますます

力で言論を押さえ込む風潮に

なってきている

それは

あるものを「白」といっても「黒」といっても

許される時代だから

相手を屈服させるにはもう

暴力に訴えるしかないのだ

時代は逆行していく

野蛮なほうに人類は進化していく

別人格

これまでのところ

母のアルツハイマー型認知症の進行は

「本性」をあらわにする過程だった。

知識がないので

勝手な推測だが、

30年ほど前に父が死んで、

それからどんどん本性が表に出始めて、

それがこの病気のきっかけになったのかもしれない。

原因などどうでもいいのだが、

いちばん根本がこんな人だとは

一番身近にいたのに気付かなかった。

そしてさらに病状が進んで、

ときどき別人格になったようなときがある気がする。

言葉が多少わかる「別種の動物」と言った方がぴったりくるのかもしれない。

これからもっと「別種」への変態が進むのだろう。